マルクスの屈指の名著、「資本論」
なおその上、ブルジョアジーがカリフォルニアやオーストラリアで黄金を発見して以来、資本主義社会は新しい発展を示すようになっていたので、マルクスは新しい資料を加え、構想を新たにして、批判的な研究を貧苦と病苦とに惱まされながらも進めたのである。その結果生れたものが、まず『経済学批判』(一八五九年)であり、つぎに本書、『資本論』であった。(……続きを読む)
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なおその上、ブルジョアジーがカリフォルニアやオーストラリアで黄金を発見して以来、資本主義社会は新しい発展を示すようになっていたので、マルクスは新しい資料を加え、構想を新たにして、批判的な研究を貧苦と病苦とに惱まされながらも進めたのである。その結果生れたものが、まず『経済学批判』(一八五九年)であり、つぎに本書、『資本論』であった。(……続きを読む)